聖なるバレンタインデーに北九州サポが贈る、PSMで北九州に遠征するコンサドーレサポーターに向けたおすすめスポット8箇所
まえがき
北海道コンサドーレ札幌サポーターの皆さん、まずはJ1残留おめでとうございました。
ジェイ・ボスロイド、チャナティップ・ソングラシン、横山知伸、石川直樹などの途中加入組が大当たりで、見事なまでの後半戦の盛り返しから、中位の11位フィニッシュ。
守備ベースで高さを活かしたタフなサッカーは、見ていて惚れ惚れしました。
またシーズン終了後には、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の就任や菅野孝憲や駒井善成、宮吉拓実などの補強で更に上を目指すための方向転換を図ろうとする姿勢を見せ、
先日見事にパシフィック・リムカップの優勝を飾ったのも記憶に真新しいですね。
まさしく「僕サッカーで優勝したよ!」という北海道民なら一度は見たことのあるであろうCMのセリフがぴったりな状態から1週間足らずで、わざわざプレシーズンマッチとして2年ぶりに北九州に来てくださることをとても深く感謝いたしております。
2年前のプレシーズンマッチでは強風吹き荒れる曇天の中、稲本潤一選手のハーフラインからの見事な超ロングシュートや、ジュリーニョ選手のセンターラインからのドリブル突破→ドッカンシュートに完膚なきまでにやられた記憶も鮮明に残っています。
しかもこの年のリーグ戦にコンサドーレがJ2優勝、ギラヴァンツが最下位フィニッシュで明暗がくっきりとしたことも、2016年という年を強く印象づけるのには十分だったでしょう。
その後2017年、コンサドーレが見事に16年ぶりのJ1残留を決める中、新スタジアムも出来てJ3の一年生を迎えた我々の昨シーズンは見事に中位フィニッシュで、2018年のJ3留年が決まったというのも対照的ですね。ハハッ。
閑話休題、1年のブランクがあって、コンサドーレと試合を行うのは2016年10月のJ2以来1年4ヶ月ぶり。
わざわざ本城陸上競技場というJリーグ屈指の罰ゲームスタジアムに来てくださったコンササポの皆さんにはもちろんのこと、キャンプやカップ戦から間もなく北九州(通称ミクスタ)に来て下さる皆様には頭が上がりません。
ここで北九州サポの私から出来ることは、新設のミクニワールドスタジアム北九州以外にもせめて北九州という街を楽しんで貰うということくらいしかございません。なので、ちょっとしたおすすめスポットをこの記事に列挙させていただきます。
なお著者は札幌市(白石区)に1年以上住んだこともあり、藩士でハナタレファンのため、札幌市内の地理や飲食店、某バラエティ番組ネタなど、知っているネタを散りばめております。
「にわかが知識ひけらかしてんじゃねーよ!」と思うところもあるかもしれませんが、生暖かい目で見守ってくだされば幸いです。なお白石区民でしたが、某雅楽戦隊のように真冬の豊平川に飛び込んだことはありません。
まずは軽食
小倉駅から南口(小倉城側)に渡って京町(きょうまち)商店街へ。そこには食べ歩きにうってつけの「豚まん」と「パン」があります。まずは「豚まん」から。
揚子江の豚まんは商店街の中でも香りを放ち、見事なテロを巻き起こすほどの吸引力があります。まさしくダイソンレベル。
1個200円の豚まんは手のひらを凌駕するサイズで、肉汁スプラッシュの正確無比な縦ポンから、シンプルでしっかりとした旨味が広がる見事なホットライン。冬だからこそ一層映えるうまい豚まんを、是非ご賞味あれ。
肉まんを楽しんだ後は、斜め向かいのパン屋「シロヤベーカリー」へ。
某手稲の残念ハンサム俳優をして「うめーんだどんぐり」「やったぜ!ちくわパン!」と言わしめる札幌市内の「どんぐり」のような惣菜パンの名所ではなく、菓子パンの名所です。
コロッケパンや焼きそばパンなども取り扱っていますが、甘さのしっかりした生クリームや練乳を含んだパンはマストバイ。特にコストパフォーマンスが非常に高いサニーパン(練乳入りパン。1個90円!!)やオムレット(生クリームを挟み込んだパン。1個40円!!!)などは、甘党なら見逃せないところです。
昭和の駄菓子屋を彷彿とさせる単価の安さも目の付け所。食後のスイーツにぜひ。
昼から飲みたいよ
そんなコンササポのあなたは、まずはスタジアムへ。
揚子江やシロヤベーカリーとは逆側の北口に渡りスタジアムへ向かうと、スタグルで皆さんが見慣れたビールが売られています。
実はサッポロビール、ギラヴァンツのスポンサーもしてくださってます。(他にも大分・新潟あたりは有名ですかね。)
スポンサー様への忠誠心の高い皆様なら、飲んでくださることでしょう。
他にもミクスタオリジナルの抹茶フレーバーな「スタジアムエール」や
昼間から楽しく飲める形ができてます!他にもJリーグ公式Youtubeチャンネル「ひらちゃんねる」で紹介された素敵な飲食物や飲食店がスタジアム内にあるんですが、プレシーズンマッチということで前年と勝手が変わっている可能性があり、進めた手前でありつけなかったというのを避けるため、今回はコレだけ紹介させてもらいます。
コンササポよ。ミクスタは、飲めるぞ。
試合が終わった後はちょっと離れてお隣の門司区へ。
関東遠征の先でコンビニからサッポロ黒ラベルを殲滅させてしまうほど、スポンサー様への忠誠心の高い皆さまへおすすめするのが「門司港赤煉瓦プレイス」。
旧サッポロビール門司工場なこの場所は、サッポロファクトリー内レンガ館宛らの雰囲気と外観。この中にあるギャラリー&カフェ「ジラゾール」はコンサのスポンサー様であるアミューズメント施設「ひまわり」をイタリア語にしたおしゃれスポット。
ちなみにひまわりは北九州市の象花であり、ギラヴァンツの「ギラ=gira」にも当たります。女子チーム、リラ・コンサドーレの「リラ」(ライラック)と同じですね。
どうでしょう藩士の方は関門海峡を眺めながら「あぁミスターと長距離バス芸人はここでヒゲの大魔神と毛利の殿様巻きやふくかまの早食いをしていたんだなぁ」と思いを馳せつつ、一服してください。
その後はスタジアムでも取り扱っている「門司港地ビール工房」へ。
門司港地ビール工房 – できたて地ビールと石窯焼ピッツァや本格ジンギスカンを心ゆくまで
1階ではジンギスカンという道民のソウルフードを扱っていますが、3階では北九州名物である焼きカレーや本格的な石窯焼きピッツァ、ハヤシライスなどを地ビールとともに楽しめます。
函館や小樽のようなレンガ造りの港町の異国情緒を、ぜひ楽しんでいってくださいね!
夕食のお楽しみ
飲み屋で賑わう小倉の街を楽しむなら、個人的なおすすめはこちら。
やれ鉄鍋餃子の店には小倉だ八幡だ博多だ頭文字がついていますが、正直違いはありません。
直径20cmほどの鉄鍋に、20~30個ほど並べられた一口サイズの小さなアツアツの餃子を頬張りながら飲むビールは格別です。
コンササポであれば餃子といえば、ぎょうざカレーを生み出した50年戦士の「みよしの」を思い出されることでしょうが、「みよしの」とはまた違った新感覚のこぶりな餃子をぜひご賞味あれ♪
ちなみに著者は、三好康児の入団に伴ってサポの方によって作られた「みよし」ゲーフラ、結構好きです。
餃子じゃ物足りねーよー
と思われる方はこちらへどうぞ。
少し値は張りますが、本格的な高級肉を楽しめる焼肉店、「龍園」です。
ギラヴァンツのスポンサーでもあり、有名人のサインですし詰め。選手が通う焼肉屋という意味では、大安ホルモン厚別店のような感じでしょうか。
マッチデースポンサーとしても有名であり、MVPに選ばれた選手がモリモリと食事をするさまも容易に想像できるほど、素晴らしい焼肉屋です。
熟成肉や一品物、ドリンクメニューのバラエティー豊かで、ここで食事をしている間は決して飽きることがなく、屋のごとく時間が流れていく事でしょう。
ちなみにエビスビールが置いているので、サッポロブランドのビールを楽しみながら、上等なお肉を食べられるようにもなってますよ!
名前で惹かれるちょっと飛び道具
コンササポなら名前を見ただけで気になるであろうお店がこちら「四方平」。
名は「よもへい」。9年ぶりのJ2優勝、16年ぶりのJ1残留をコンサドーレにもたらし、今年からコーチに就任した「四方田修平」氏を彷彿とさせる名前の飲食店は、何と戦前から経営しているという老舗。
リーズナブルな価格でお寿司、ラーメン、餃子を楽しめるお店ですが、その味は店の息の長さが証明。海が近く、海産物の美味しい北九州という側面やとんこつラーメンが定番である九州の中で鶏ガラベースのラーメンを美味しく頂けるという側面を持ち合わせているのもこの店の特徴でしょう。
あまり九州の食文化に縁のない方は、ラーメンと言えば「ばりきや」のような辛子高菜セルフサービスのあっさりとした豚骨ラーメン屋か、「山岡家」のようなハードコアな豚骨臭のする玄人好みのものを想像されるでしょうが、このお店はどちらでもありません。
ラーメン1杯450円は中々北海道では見られない価格帯ではないでしょうか。安かろう悪かろうではなく、安くてうまい。工業都市の食の本気、とくとご覧あれ。
宿泊先近くでも飲みたいな
そんなあなたは小倉ベイホテル第一内のバー「ギラスピリッツ」へ。
ビールやカクテルが豊富に並んでおり、その総数は計80種類!
既にPSM当日の夜は満室になっていますが、近隣にホテルを取ってここに飲みに行くと言うだけでも十分に価値のあるバーです。19:00オープン24:30ラストオーダーですので深くまでは飲めませんが、12:00キックオフなので、試合終了後観光や食事を終えて、ゆっくり飲むことも出来ますよ!
最後に
著者は1年2ヶ月の札幌生活でコンサドーレの試合を何度か見に行き、サポーターの方にも暖かく迎えていただきました。
縁もゆかりもない札幌という土地に希望で転勤し、職場の先輩に連れて行ってもらった札幌駅近くの
ではアウェー本城での札幌戦(バリバリッチ最後の試合)をパブリックビューイングで見ているときに、同点ゴールが後半ATに決まって「よっしゃあああああああ!!!!」と、
店員含め周りの方が全員コンサ側の人間だったにも関わらず叫んでしまう
という大チョンボをかましても何もなかったように関わってくださり、以降もずっと美味しいお酒を飲ませていただきました。札幌を離れると決まった時も
このように素敵なはなむけをくださり、その1ヶ月後のアウェー札幌ドーム遠征の際に伺った際にも暖かく出迎えてもらい、最終節に最下位とJ3降格が決まった際にも先輩を経由して心配する声をかけてくれるなど、思い出や心地よさ以上のものを提供してくださいました。今でも、Twitterからお店の様子を確認させて頂くほどです。
札幌へ伺う際には、これからも間違いなく足を運ぶでしょう。
自己満足であり自分語りでもありますが、この記事を見てくださったコンササポの方の、年一の北九州遠征が喜びと思い出に深く残るようなものになるためにということで、このような記事を執筆させていただきました。
遠路はるばる来られた皆様が、少しでも楽しんでくだされば幸いです。
一北九州サポからの、バレンタインの贈り物でした。